イラン旅行記 タビタグ  

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イラン旅行の足取りと日記をわかりやすく地図と写真で紹介。
未知の国イラン!そして初めてのバスツアー!?

 
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   2004年8月11日(水) ケルマーン→ヤズド→エスファハーン

小さく見えるのは駱駝です

AM4:30起床。眠いっていうか、起きれなかったら・・・と思って何度もおきてしまい、あんまり眠れなかった。荷物をパッキングしAM5:00に出発。受付にかぎを返却して、入口のカギと門のカギを開けてもらう。

バスターミナルに行く途中に浮浪者が2人寝ていた。昨日も同じ場所にいた気がする。ターミナルのレセプションに行ってみるがよくわからない。裏の荷物置場みたいなところに連れていかれる。なんかチケットを照合したりしてるみたい。今度は表に連れていかれる。表にヤズド行きのバスが停まっていた。飲み物を買いバスに乗る。

バスのまわりは無秩序に並んだ車でいっぱい。どうしてきれいに並ばないの?バス出発。まだ暗い・・・。椅子が合わなくて寝にくいバスだ。


ヤズドのバスターミナル


バスターミナルの中

5時間後にヤズド到着。暑い・・・。まず最初にすることといえばエスファハーン行きのバスチケットをゲットすること。私はいつも通り荷物番。ヤズドのターミナルは英語通じる人がいないみたい。何番にいけばよいのやら・・・。

いろいろ困っていると、端っこのオフィスから人が出てきて「Can I help you?」と聞かれる。英語が話せる人がいた!オフィスの奥へ通される。エスファハン行きのチケットについてたずねる。何本もバスがあるようだが、深夜に出発するバスはないみたい。PM18:30発のボルボバスに決めた。1,000って言われて1000Rls払おうとすると実は10,000Rlsだったりすることが何回もあったので、イランのお金のふしぎについて聞いてみる。
イランのお金の単位はRls(リアル)なのだけれど日常的にはToman(トーマン)を使うことが多い。1Toman=10Rls なので、1000って今まで言われていたのは1000Tomanであって1,000Rlsじゃなかったのだ。日本についても知りたいみたいで、いろいろ話をした。彼はイラン人なのだけれど映画シュレックとかアメリカが好きなようだ。30分くらい話し込んだ。

チケットを買いにいく。やっとエスファハーン行きのチケットをゲットした。タクシー乗り場へ行き、沈黙の塔への往復のタクシー代の値段を聞きに行く。往復で30000Rls。高いよねぇ。
お腹がすいたので、朝ゴハンを食べにいく。(イランについてから本当によくお腹がすく。暑いからなのか…)

朝ゴハンはターミナル内のサンドイッチ屋。いつも食べてるハンバーガーとZAMZAMコーラをオーダー。ハエが飛んでいる。
ピクルスとトマトとハンバーグがパンにはさまってる。ピクルスいっぱい入っていておいしい。ずっと忘れていたのだけれどリコンファームをしなきゃいけない日にちになってた。
ギリギリっぽい。ところで電話ってどうやってかけるの?
さっきのバスチケットを買った店に行き、電話を借りようとするが断られてしまう。近くにいた若者が外に一緒に行ってテレホンカードを買えるところに連れていってくれた。
イラン人といえばテレホンカードを思い出してしまう。何年も前に新宿のホームから階段を上りきったところに2〜3人のイラン人が立っているのを見たものだ。露天のおじさんがテレホンカードを売ってくれる。10,000Rlsもした。高いなあ。日本に比べたら全然高くなくて、むしろ安い。でも何日かイランにいただけで、イランの値段の感覚に慣れてきて10,000Rlsでも高く感じるようになっていた。


電話ボックスでリコンファーム中

公衆電話に並ぶ。私たちの出番になった。イラン人若者が使い方を教えてくれる。なかなかかからない。しかも数字のの4と7の位置が逆になってるよ・・・。そしてやっと電話がかかったみたい。でもなかなかつながらない。イランの電話は壊れているのか、つながりにくいのか。何回か試しているうちについにかかった!小さな声なので何を言ってるかわからない。
英語が得意な相方に電話を代わってもらう。「何!?12:00にかけなおせだと!?」せっかく繋がったのに。「12:00にかけなおせだって」と若者に伝える。そうすると12時にまたかけよう!って言ってくれた。

休憩所に行きエアコンのきいている所で時間が過ぎるのを待つ。ガイドブックを見せてあげる。やさしい顔のイラン人若者は仕事でここにきているんだって。たぶんバスの助手だと思う。
彼はUS ARMYと書いてある軍パンを履いている。

やっとPM12:00過ぎたのでまた電話をかけに行く。こんどはPM1:00にかけなおせと言われる。ありえないよ…。でも仕方ないのでまた休憩所に戻る。ベンチに座り時間をつぶす。ヤズドは砂漠都市だからとりわけ暑い。ZAMZAMコーラが飲みたい。トイレに行って見る。案外きれいだったのでほっとした。ケルマーンのバスターミナルのトイレのことは忘れよう。うんうん。
やっとPM1:00近くになったのでまた電話をかけにいく。

私は荷物番でベンチで待つ。「今度は3時にかけてこい、4時で閉まるから」と言われる。サボっているのか、なんなのか・・・不安になる。せっかく時間をつぶしたのにと思うとバカバカしくなり沈黙の塔へ行く。デカイリュックをバス会社に預けに行くが断られる。仕方がない。


沈黙の塔


タクシーをチャーターしにタクシー乗り場へいく。英語を話せるおじさんが助けてくれて、往復そして1時間待機15,000Rlsのタクシーをチャーターできることになった。地球の歩き方には、30分待機で20,000Rlsと書いてあった。控えめなドライバーのおじさんでよかった。沈黙の塔に向かうタクシーが途中で停まった。「水を汲んでくるからちょっと待ってて」とのこと。
本当に暑いから水でもなければやっていられない。水を汲んで戻って来た。再び出発する。

バスターミナルから約20分、向こうに山らしき険しい茶色の固まりがみえてきた。あれが沈黙の塔だ。

土が乾いている。塔が2つある。左が高くて、右は左に比べて少し低い。男女別になっているのだ。左の方が高いので左に登る。登りはじめるとけっこう険しい。咽喉が乾いて、苦しい…。水をくれー。でも相方は水をくれない。落ちたら危険なところを登る。

塔の一番上にある鳥葬場へ死体を安置するためにゾロアスター教徒はこの険しい道を登ったのだろう。運んでる途中で誰か転んだり落ちたりしなかったのだろうか。

沈黙の塔とは「ゾロアスター教徒の墓場」。ゾロアスター教は火・水・土を神聖なものと考え、それらを汚すことになる火葬・土葬を嫌ったため、鳥葬という鳥が死体を食べつくして自然に還す方法をとった。この塔の一番上に死体をもっていき、鳥に食べてもらい、残った骨を穴にいれるのだ。そして50年ほど前までは実際にここで鳥葬が行われていた。文化の違いを感じるし、つい最近まで鳥葬が行われていたという事実に驚く。

上にあがるのに一苦労だった。石はつるつる滑るし・・・。塔の一番上に立ち、女性用の塔を見降ろす。風の谷のナウシカに出てきそうな風景だ。塔の麓には集落の跡が残る。廃墟になっていて、アルゲ・バムを思い出す。

一段降りたところが日影になっており、そこで休む。高いところは風が吹いて気持ちよい。ヤズドの景色が目の前に広がる。右側は振興住宅地。団地が並ぶ。でもどれも高級そうな建物だ。

水を飲み塔を降りる。周りを見渡すとすごい風景だと思わずにはいられない。ヤズド行きを1回中止しようと考えてたが、やっぱり中止にしないで来てよかった。本当に見に来てよかった。

やっと下に降りることができた。下りの道の方が通りやすかった。上りもこっちを通ればよかったのだ。麓の集落を見学する。壁が土でできている。ここで生活していた人がいたなんて。

タクシーに戻る。おじさんは集落の屋根の中に車を入れて日陰で休んでいた。バスターミナルへ戻る。


ヤズドのサンドイッチ屋

ターミナルについてドライバーに15,000Rlsを払う。リコンファームの電話をかけなきゃ。やっとつながり、リコンファーム完了。でも私のチケットがちゃんとリコンファームできているかわからないって相方が言う。大丈夫だろうか・・・

とりあえずリコンファームも済んだしヤズドの町にでも行ってみることにする。町にはチャイハネもあるみたいだし。
バザールまでタクシーでいく。降りてバザールに入るとちょうど休憩時間でどの店も閉まっている!ガイドブックをみてチャイハネの時間も見ると、ガーン・・・!やっぱり休憩中みたいだ。せっかく雰囲気のいいチャイハネに入れると思ったのに・・・。バザールを出てすぐのお店でZAMZAMコーラを買って階段に座りコーラを飲む。

 


マスジェデ・ジャーメ
お祈りに来たおじさん

アミール・チャグマーグのタキイェに向かって歩いていくとアイス屋を発見。ソフトクリームにチョコをかけてもらう。甘くておいしい!やっぱりソフトクリームはイランでもおいしいんだ。ここで少し時間をつぶす。
ヤズドの昼間は本当に暑い。日射しもまぶしいし。

アミール・チャグマーグのタキイェまで歩く。
右の方を見るとお神輿みたいのがあった。

表だけ見て中には入らなかった。次はマスジェデ・ジャーメを目指す。この暑さでは歩いていられない距離だったのでタクシーに乗る。短い距離だったのだが2,000Rlsも払った。ここのマスジェデ・ジャーメはイランで最も高いメナーレを持つ。一番上を見上げるとたしかに写真におさまりきれないくらい高い。左側にある売店のおじさんがホテルの宣伝をしている。マスジェデ・ジャーメの中に入る。日射しがまぶしい。入ると絨毯がひかれたお祈りをするスペースがある。暑いためか扇風機も回っている。ものすごく広く、きれいな場所だ。水色と青を基調としているタイル細工が美しい。イスラム建築の傑作のひとつに数えられているらしい。

おじさんがお祈りに来た。奥に入りお祈りをしている。イランの人にとって宗教は生活なのだ。
中をぐるりと見て裏から出る。

小さなバザールを通る。やっぱりお休み中だ。ネットカフェもあるのだが当然閉まってる。ネットカフェの店員に声をかけられる。ネットカフェを覗いていたからだろうか。大きな通りまで歩いていく。相方が一番大きいリュックを背負ってくれていてる。重そう・・・ゴメンよ。

脇の窪みに少年がゴミを捨てている。ここに捨てておこられないの?


さあ次はドウラト・アーバート庭園を目指す。タクシーを拾う。庭園についたが、どこから入るのだろう。入り口っぽいところから入って中を見ると、ちょっとさびれていて、汚い。ドウラト・アーバート庭園の名物は風採り塔のバードギール。バードギールは向こうの方に見えている。歩いて進んで行くと2人のイラン人若者が座ってる。右の方へ歩いていってみるが、あらら?出られなそう。工事のおじさんが中から出てきた。中を通してもらったが、通り終わった時におじさんがお金をくれと言った。「NO」といい、逃げる。左に曲がる。暑い・・・とにかく暑い・・・。なかなか庭園がみつからない。ひょっとしたらないのかもとあきらめかけていたら庭園の入り口を発見。

中に入ってみたらきれいなところだった。お金を払う。2人で30,000Rlsにしてくれる。それでも高い・・・。相方が背負っていた大きなリュックを背負ってみることにした。重い・・・ありえないくらい。。今までこんなの持たせてゴメン。

寝そべることができてリゾート風な大きなベンチを発見。こんなのがおうちにあったらいいなぁ。大きなリュックを背負ってバードギールをバックに写真を撮る。背中に大リュックおなかに小リュック。重くてよろよろする。

バードギールの中に入る。たしかに涼しい!中にはステンドグラスがあったりしてとてもきれいだ。チャイハネを探す。建物の中に見えているのだけれどやっぱり休憩中みたいだ。一通りぐるっと見てみるがみつからなかった。

さっきのリゾート風なベンチで一休みする。横になれるし、ここがイランだって忘れちゃいそう。PM5:30までゆっくりすることにする。

PM5:30になったので出かける。タクシーを拾いにいく。乗合タクシーを見つけるがすぐに断られる。大きな道まで歩く。タクシーを発見した。1回断られるがやっぱり乗っていいよと言われる。イラン人の学生の女の子も乗っている。ペルシャ語で話しかけられる。途中で女の子が降りる。タクシーはさっきのアミール・チャグマーグのタキイェを目指している。ドライバーがしきりにハマームと言う。何のことを言っているのだろう。
ハマームに行けといっているようだ。でもペルシャ語だったからわからかなった。さっきのアイスクリーム屋の前でおろしてもらう。「お金はいらない」と言われた。ただでタクシーに乗せてもらってしまった。こんなこともあるんだなぁ。

お腹がすいたので食べもの屋を探す。さっきZAMZAMコーラを買った店でハンバーガーを食べる。水も買う。急がないと。もうPM6:00。PM6:30にバスが出発してしまう。店を出てタクシーを拾う。乗合タクシーで1人3,000Rls。高いよなぁ。前に2人無理やり座り、ドアをしめたら足に当たって痛かった。

ギリギリでタクシーはバスターミナルに到着。急いでトイレに行く。バスに乗りPM6:30出発。ボルボバスはエアコンついてるし、快適。お菓子が配られる。今日はリンゴジュースも配られた!寝てたら、とつぜんひんやり!びっくりしておきたらリンゴジュースだった。ジュースの入れもののおしりをひっくりかえしてストローを刺す。おいしい!イランに来てはじめて100%ジュースを飲んだ。 眠る。途中のバス停で相方はジュースを買いに降りた。でも5,000Rlsするからあきらめてバスに戻ってきた。途中途中で人が降りていく。まわりの家族とお兄さんが地図を見てくれる。約5時間。エスファハーンについたみたい。とりあえずバスを降りる。

バスを降りて一緒のバスに乗っていたお兄さんが何か話している。ここでタクシーを拾うといい、といっているようだ。ありがとう。シュレックの広告を発見。とにかくホテルに電話してみることにする。公衆電話でかけようと思うがカードがテレホンカードが使えないみたい・・・。困っていたら近くにいた2人組のイラン人大学生が電話をかしてあげるよ、と近づいてきた。
「大丈夫です」と言うと「問題ないから任せて」と言う。
ホテルに電話をかけてもらい相方が代わる。「もしもし」なんか途中で切られちゃったみたい・・・。あきらめてタクシーにのろうと思ったが、「兄弟がもうすぐ車で迎えにくるから送ってあげる」とのこと。送ってもらうことにする。2人はあんまり英語は話せないみたいだった。しばらく待ってると車がやってきた。後ろの席に乗せてもらう。兄弟はひと目でわかるくらいそっくりだった。

ドライバーのお兄ちゃんは日本人が珍しいからか、前を見ないで後ろばかり見る。ワーワー車の中は大騒ぎ。みんな張り切っている。キャプテン翼が放映されている、私が「コジロウ」とつぶやくと、みんな大喜びした。一休さんも有名みたい。日本のアニメってイランまで届いてたんだ。それよりもとにかく前を見て運転してください。車もいい車だった。なかなかホテルに到着しない。


アッバッスィーホテル

アッバッスィーホテルに到着。ホテルの前で一緒に写真を撮った。メールアドレスを交換する。ホテルに入る。2泊お願いする。1泊$141もした。今回のイラン旅行で一番のいいホテル。大きな中庭、チャイハネ、ロビー・・・全てがクラシカルで素敵なところだ。高いがしょうがない。チェックインしカギをポーターがあずかり部屋に案内される。314号室。部屋はシンプルで、ベランダがついていた。ポーターにチップとして10,000Rls払う。120円だなんて高価かもしれない。トイレットペーパーがついている!トイレもお風呂も清潔だ。少しだらだらして、外出することにする。

1階へ降り、庭を見に行く。夜だから暗いのだけれどキレイだった。明日の朝にまた見にこよう。外に出て橋まで歩いてみることにする。アッバスィーホテルの隣にはマドラセイエ・チャハール・バーグがある。ライトアップされていて美しい。道路を渡り、左の方へ歩いていくとお店が。アイスクリーム屋を発見!もちろんソフトクリームをオーダー。チョコとバニラのMIX。相方は蛙の卵(みたいな)ドリンクをオーダー。シロップの中にたくさん卵が浮いてるように見える、見た目がグロテスクなデザートだ・・・。ソフトクリームはやっぱりおいしいなぁ。蛙の卵みたいな方は、シロップがあんまりおいしくない。卵のように見えるものは植物の種で、何の味もしない。

橋まで15分くらい歩く。暗いが夜は気持ちいい。昼は暑いけど夜はちゃんと涼しいのだ。スィー・オ・セ橋につく。スィー・オ・セとは33という意味。橋上部のアーチが33個あることからついた名前。階段を降りたら、相方が突然小さくなった。斜めに突然小さくなった。滑って転んで左半分全部打ってるみたい・・・大丈夫か!?周りのイラン人も大丈夫か?とやってくる。「It's OK!」というが、どう見ても派手に転んでいた。橋の上の階段を登ると1人のイラン人若者がやってきて「誰かに殴られた?」という。「大丈夫だよ」といっても「本当か?」という。イラン人は正義感が強いし、困っている人がいると助けてくれる。橋を歩く。ライトアップされていてすごく美しい。半分くらいまで渡って戻る。戻る途中ショルダーバックを肩にかけたイラン人が近づいてきた。相方に話しかけている。この男性はロンドン留学をしてたみたい。途中で突然立ち止まって橋の端っこに行って何やら書き出す。詩を書いているようだ。ホテルはどこ?とも聞かれている。「コウサル」って別のホテル名を言う。ゴハンを一緒に食べたいみたいだが・・・ハンバーガー屋の前で別れた。

ハンバーガー屋に入る。ハンバーガーとZAMZAMをオーダー。さっきの男性は詩を書いていた。『windows』という題名。PCのウィンドウズと窓をかけてるみたい。難しくてよくわからないよ。ハンバーガー屋も閉店するのでホテルに戻り、シャワーに入って寝る。

  2004年8月12日 エスファハーン >>
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